はじめに
「胃の調子が悪いけれど、病院に行くべきか迷う…」 日常的によくある胃の不調ですが、中には医療機関の受診が必要なサインが隠されていることがあります。
当院でも、胃の不調でお悩みの方から多くご相談をいただいております。
今回は、胃の不調で病院に行くタイミングについて、症状の目安や考えられる病気についてご紹介します。
胃の不調で受診をするタイミングは?
「胃の調子が悪いけれど、病院に行くべきか迷う…」 日常的によくある胃の不調ですが、中には医療機関の受診が必要なサインが隠されていることがあります。
当院でも、胃の不調でお悩みの方から多くご相談をいただいております。
今回は、胃の不調で病院に行くタイミングについて、症状の目安や考えられる病気についてご紹介します。
次のような症状がある場合は、重篤な病気の可能性も考えられるため、夜間や休日でも速やかに医療機関を受診しましょう。
激しい痛み:
冷や汗が出るほどの痛み、立っていられないほどの激しい痛み、突然発症した鋭い痛み。
出血を伴う症状:
吐血、黒い便(タール便)、下血。
その他の重い症状:
発熱を伴う、意識がもうろうとする、歩くと痛みが響く、排ガス・排便が止まっている。
以下のような症状が続く場合は、自己判断せずに消化器内科を受診することをおすすめします。
痛みが長く続く、繰り返す:
痛みが1週間以上続く、市販薬を飲んでも2週間以上改善しない、一時的に治まってもまた痛くなる。
胃もたれや胸やけが続く:
食べ過ぎや飲み過ぎなどの原因がないのに胃もたれが続く、消化しやすいものを食べているのに繰り返す。
体重減少を伴う:
原因不明の体重減少がある。
その他の症状:
下痢や便秘を繰り返す、食欲不振、空腹時や食後に決まって痛みが出る、ゲップが頻繁に出る、のどの違和感やつかえ感。
「いつものこと」と胃の不調を軽視してしまうと、病気の発見が遅れてしまうことがあります。胃の不調の裏には、以下のような病気が隠れている可能性があります。
急性胃炎・慢性胃炎:
暴飲暴食やストレス、ピロリ菌などが原因で胃の粘膜に炎症が起きる病気です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍:
胃や十二指腸の粘膜が傷つき、深くえぐられた状態です。
機能性ディスペプシア:
胃痛や胃もたれなどの症状があるにもかかわらず、検査をしても異常が見つからない病気です。
逆流性食道炎:
胃酸が食道に逆流し、食道に炎症が起きる病気です。
胃がん:
早期では自覚症状が乏しく、進行しても胃もたれ程度の症状しか現れないこともあります。
当院では、問診やピロリ菌検査、内視鏡検査(胃カメラ)などを行い、患者さんの症状に合わせた適切な診断と治療を行っております。特に胃カメラ検査は、胃炎や潰瘍、がんなどの病気を早期に発見するために非常に有効です。
胃の不調は、日常生活に大きな影響を及ぼします。気になる症状がある場合は、決して放置せず、お気軽に当院にご相談ください。早期に原因を特定し、適切な治療を行うことで、症状の改善だけでなく、将来の重大な病気の予防にもつながります。
当院では、お忙しい方でも診察しやすいように24時間Web予約を受け付けております。