はじめに
2019年12月に中国武漢市で第1例目の感染者が報告された新型コロナウイルスですが、瞬く間に世界中に広がりパンデミックと呼ばれる大流行になりました。この未知のウイルスと戦うために各製薬メーカーがワクチン開発に尽力し、2020年12月にファイザー社とビオンテック社が共同開発した「COMIRNATY(コミナティ)」というワクチンが世界で初めて認可されました。その後日本でも全額公費にてワクチン接種が始まり、新型コロナウイルス感染予防に寄与してきたと思われます。しかし2024年3月31日でワクチンの無料接種は終了し、以降は自費での任意接種もしくは一部自己負担での接種に移行していきます。ウイルス自体の重症化率も低下しているものの、毎年の流行は変わらず今後ワクチンを接種するか迷っている方も多いのではないのでしょうか。また、ワクチンを接種してもコロナにかかってしまった方は、接種する意味はないのではと考えるかもしれません。